自分はFXで勝てないと思い込んでいる人へ

トレード哲学

ずっと勝てる日を夢見て、ただひたすらに勉強を続けてきた人。一度は諦めて相場から退場したけど、やっぱり諦められない人。FXの魅力に取り憑かれた者同士、このまま自分がなぜ勝てないのか真実を突き止めることなく、本当に諦めてしまっていいのでしょうか。

多少は勝てるようになった僕は今でも、負けトレードの後は心が折れそうになることがあります。負け続けていたこれまでよりマシにはなりましたが、それでもまたいつ突然、勝てない日がやってくるのではないかと常に不安は付き纏います。

だから負け続けている人の気持ちはよく分かりますし、なぜ勝てないのかは人それぞれに原因があると思います。しかし負けるトレードや考え方には必ず傾向というものがありますし、それはおおよそ僕たちのような普通の人間の思考とは相反する行為にこそ「勝つためのエッセンスが隠れている」のではないかと考えています。

このように今回は、トレードで勝てない原因を思いつく限りピックアップしてみるので、自分が当てはまらないかどうかチェックしてみてください。

メンタルが原因の場合

先ずはとかくトレードはメンタルが大事だと言われますが、巷では抽象的な表現が多いので、より具体化してみようと思います。

早く稼ぐための勘違い

誰しも早く大きく稼ぎたいのは当たり前ですが、だからといって毎日毎日とにかく取引すれば資金が増えるのかというと、決してそうではありません。

しかし多くの人はトレード回数や獲得pips数こそが、トレードの収益を大きく左右すると考えている人が多いように感じます。間違ってまいませんが、それは結果論ではないかと思います。

あくまで僕の考える早く稼げる人とは、期待値の高いポイントで一定の勝率を保ちつつ、自分が稼ぎたい額に見合うリスクを許容し、ルール通りに損切りや利確を執行し続けられる人です。そこに獲得pips数やトレード回数がどうのこうのなどの条件が織り込まれることはないと思うのです。

それは何故かという根拠

あなたは月収30万円をトレードで稼ぎたいとします。月に20回程度トレードをして、大きく取れたり取れなかったり。なかなかいい勝負をしましたが、残念ながら今月は-10万円でした。しかしあなたの友人は今月たった6pipsだけ勝ちました。たった1回のトレードでしたが、500万通貨のリスクを許容したので30万円の収益となったようです。はてさて、ここにトレード回数と獲得pipsが及ぼす収益との関係性をどうのこうの考える必要が本当にあるのでしょうか。

損切り=負けだと思っている

損切りは、ただの損切りです。負けとか勝ちとか、そんなことは重要ではありません。ここかなってところでエントリーして、1回のトレードで許容できる損失額を上回ったら損切りする。期待値が1以上ある状態でこれを繰り返すと資金が増えます。ただそれだけのことなので、そもそも1回1回のトレードの勝ち負けなんてどうでもいいのです。

コツコツが大事だと思っている

これはちょっと哲学的な考え方になりますが、トレードにコツコツも何もありません。ただルール通りの執行あるのみです。急ぐ必要はありませんし、焦っても勝てるようにはなりません。

安定して勝てるようになるには、多くのトレードチャンス(だと思っている)を静観できるようになる必要があります。ガチャガチャトレードしているうちは、きっと負け越します。

自分の手法がどれだけ素晴らしい勝率を誇っていたり自信があっても、トレードは積み重ねるほど勝率は50%に収束していくものです。なのでトレードをコツコツ頑張るというのは、実は非論理的なのです。

唯一、コツコツやるとすれば毎日チャートを監視するとか、勤勉であろうとする姿勢です。しかし多くの情報に振り回されてはいけません、飽くまで正しい取捨選択ができるのが大前提となります。

トレードでコツコツ勝ちを積み上げるイメージは、本当に僕には合いませんでした。僕がコツコツするのはトレードをしないという選択をすること、そしてそのコツコツが積みあがってくると、ここぞというトレードポイントが向こうから勝手に訪れます。そこでしっかりドカーンと勝っておくイメージでが僕の勝てる感覚です。

自分を信じていない

ずっと勝てないからといって、自分にはまだ何か勝つためのスキルが足りていないのではないかと考えてしまうことはよくあります。

しかし僕は勝てない頃から勝てるようになった今も、手法やエントリーポイント、損切り位置など特に何も変えてはいません。ではいったい昔と今とで何がそんなに違うのでしょうか。

これ本当に不思議なもので、恐らくこの問いの答えは「自信」ではないかと思っています。そしてそれがどんな自信かというと、余計なところでエントリーしない自信です。負けていた頃は、大したチャンスでもないポイントで沢山トレードして結局は負け越していました。トレードしないことで負けを減らし、大事な勝ちを残すことができるようになった頃から自然と、この自信が芽生えてきた感覚を覚えています。

手法やロジックが原因のケース

ここからは勝てない原因がトレーディングそのものである可能性を考えてみます。手法やロジックは化粧品のようなもので、「使う人の肌に合う合わない」が必ずあると思っています。

ですから自分に合っているかどうか、飽くまでこのような視点で自分のトレードスタイルを考察してみてください。

逆張りしている

これは僕の主観ですが、逆張りはギャンブル。そう思っています。もっと言えば、逆張りは楽しくて、気持ちいいし、わくわくする。でもただそれだけで、大きく伸びることはないし、早めにトレンド回帰されてしまったら結局はトレンド方向に巻き込まれ損失。

でも反発する根拠が強い逆張りは好きなので、低いロットで楽しみます。そうです、楽しむ程度で勝っても負けてもご愛敬、僕にとって逆張りトレードはその程度のもので、本気になる相手ではありません。

利確が早すぎる

これはもう本当に致命的です。僕にとっては損切りが遅いとかヘタクソなどより余程、重要なファクターです。

利確が早いというのは、負けトレードの分の損失を回収できていないということですから、いくらトレードを重ねても資金は増えないということになります。

とにかくレートが伸びた方向にエントリーできているのなら、ストップロスは建値に移動し徹底的に伸ばす練習をするべきです。目先の利益を確定したいのは非常によくわかりますが、それではいけません。

例えば前回のトレードで1万円負けていたとして、今回のトレードの利益が1万円に達したら、取り戻すために利確したくなりますよね。もちろん利確してしまえば前回のトレードの損失はカバーできるかもしれませんが、前々回も負けていたら?次のトレードで負けたら?など、僕のイメージでは勝つ時は3回分くらいの負けトレード分の損失を回収します。

正確に波動が読めていない

波動を読むとはつまりエリオット波動です。正直に言って、エリオット波動はそれほど万能ではありません。しかしエリオット波動なくして相場の波を捉える事も、ほぼ不可能なのではないかと思います。

各時間足をフラクタルに、エリオット波動とダウ理論を活用して相場の波を大体は把握しカウントできる。僕はこれがトレーダーの必須条件だと考えているので、手法やインジなどに振り回されている人がいるのであれば是非、もっと相場の原理をよく理解することに注力されてみてください。

もしよければ参考に

資金管理が原因かもしれない

これまでメンタルと手法やロジックの考え方について考察してきましたが、最後はやはり資金管理です。負けている原因の根本原因が、実は資金管理と密接に結びついているケースも多いので要チェックです。

そもそもロットが低すぎる

ロットコントロールはトレードそのものと言っても過言ではありませんが、高すぎても低すぎても有害です。ロットを張り過ぎるのは危険なことはいわずもがなでしょうが、低すぎるのも意味がありません。

中級者以上の人に僕は、しっかり自分に負荷がかかる程度のロット設定をおすすめしていて、その理由は「オーバートレードの抑止」です。

相場に慣れてくると、ついついトレード回数が多くなる傾向があります。先にも述べましたが、「トレード回数はなるべく少な、く大きく稼げる方法を考えるべきだ」というのが僕の主張なので、負けても痛くも痒くもないロットや損失額ではトレード回数が自ずと増えてしまうからです。

負けたらロットを落とす間違い

僕は数回のトレードで負けて証拠金が減ってもロットは落としません。増やすこともありませんが、落としません。取り返すためと言えばそれまでですが、負けたからといって弱気になってロットを落としていては、資金効率が悪く負け額の回収に届くまで膨大な時間がかかるからです。

とは言え適正ロットを維持できないほど証拠金が大きく減ってしまった場合はもちろんロットを落とします、というかトレードを中止しましょう。

資金を複利で運用している

僕の経験上、資金を複利で運用するには安定したトレード実績と資金管理のスキルが必須だと考えています。まだ安定して勝ててもいない人が複利で運用するのは非常に難しいでしょう。

僕は単月型の複利運用というのを自分でルールとして決めていて、当月のトレードで増えた資金のみ複利で運用することにしています。

まとめ

FXトレードで勝てない原因というのは人それぞれ、せっかく負けて損失を出すなら自分の負けパターンを徹底的に知ることから道は開けます。

どんな暗闇でも一心不乱に諦めず立ち向かい続ければ、必ず光は差します。勝ちを知るには徹底的に負ける原因を削ぎ落とすこと、そして自分が今までチャンスだと思っていたポイントを真逆の視点で疑ってみてください。負けた事象の裏には必ず勝ちの世界が平行に存在するものだと僕は考えています。