なぜ上がるか下がるかだけのFXで勝てないのか

トレード哲学

FXトレードにおいてよく言われることは、繰り返しトレードすることで勝率は50%に収束していく。だからコイントスの表か裏と同じような確率でしかないと。

僕もこの理論は正しいと思っているし、否定する気もありません。でもそれなら1つの疑問が残ります、50%の確立ならなぜそこそこ勝てないのかと。

エントリー後に巡行するのはまぐれに近い

あなたは自分がエントリーしたポイントから、思惑の方向にスッとレートが伸びていった経験はもちろんありますよね。でもその確立ってどのくらいですか?

僕の経験上、3~5回に1回くらいしかそのような綺麗なトレードはできた記憶がありません。なのでそもそも逆行するの前提でエントリーしているくらいです。つまり確立は20%以下、逆に言えば80%前後の確立でエントリーしてしばらくは逆行します。

上がっても下がっても負ける

先にも述べたように、「エントリーしたら逆行する」、「誰かが嫌がらせしてるのではないか」などといった思いを抱いた経験はトレーダーなら誰しもあるはずです。

結局、上がっても下がってもどっちでエントリーしても負ける・・・。もしあなたが、このような負の思考ループに陥ってしまっているのであれば、その原因を一緒に考えてみましょう。

反転ポイント

ではまず、何からとりかかるかというと「反転ポイントを、なるべく正確に割り出す」という作業ではないでしょうか。相場に100%の正解はありませんので、あくまで反転ポイントの策定という表現にしておきましょうか。

あなたのトレードスタイルが順張りであれ逆張りでも、反転ポイントを見極められればエントリーポイントの精度が上がることは言わずもがなだと思います。

僕はこの反転ポイントの策定にフィボナッチ・リトレースメントを主として使用しますが、これが一目均衡表や他のインジケーター、あるいはオシレーターでも問題ありません。

要はある程度の精度があれば、反転するかもな・・・くらいは気付けるはずです。逆に妄信的にその基準のみを参考にするのは危険なので警笛を鳴らしておきます。

それでは以下、反転を予知する為に僕が使っている基準を共有します。

反転するかもトリガー

  1. トレンドライン抜け
  2. カウンターライン抜け
  3. フィボナッチ・リトレースメント38.2~61.8%程度の戻し
  4. フィボナッチ・エクスパンション100%または161.8%に到達
  5. 一目均衡表にタッチ
  6. ボリンジャーバンドの1~3σまたはミドルラインにタッチ
  7. エリオット波動の1~5・a~c波動の終点
  8. 押し安値・戻り高値抜け

使い方は人それぞれでしょうが、僕ならできれば2~3つ以上の根拠が重合するポイントが反転の可能性ありとして見ています。

エリオット波動で現在地を知る

上記である程度の反転ポイントが策定できたら、次はその反転ポイントがエリオット波動でいう第何波あたりなのかを確認します。

エリオット波動がまだよくわからないよ!という方は、下記の画像をクリックしサイトを確認されてみてください。とても分かり易く説明されています。

エリオット波動論の画像参照:外為オンライン

フラクタル構造に慣れる

これでまでに反転ポイントを策定し、エリオット波動でレートの現在地をある程度把握できるようになりました。

今度は先ほどの自分が根拠としている時間足と照らし合わせていきます。例えばエリオット波動の、「今は4時間足の下降3波の途中だな」など慣れれば大体はわかるようになります。

しかし重要なのはここからで、「4時間足は下降3波の途中だから、日足は調整2波の途中だな」というように、最低でも1つ上の時間足のエリオット波動もフラクタルに見えなければなりません。

もっというと、エントリーの精度を確かなものとするためには「軸足としている4時間足の1~2つ下の時間足(15分足~1時間足)」も同時に見える必要があります。

初めは頭がこんがらがって上手く理解できないかもしれませんが、よくチャートを見て分析していれば自然と見えるようになります。

それでも勝てない

これまで見てきたように、反転ポイントをフラクタルなエリオット波動で捉え、推進派に乗ってトレンドフォローするのがトレードの定石であり基本であり最強だと僕は考えます。

しかし、それでもまだあなたが勝てないのであれば、問題はテクニカル分析の中にはないのかもしれません。ここからが、この記事の本分といえるでしょう。

上がっても下がっても負ける

ではなぜ、ここまでエントリーポイントを研ぎ澄ましても勝てないのでしょうか。勝率はおおよそ50%のなずなのに。僕が考えるその原因とは。。。

それは「相場はジグザグ波を描きながら方向感をつけていく」という習性を本当の意味で理解していないからではないでしょうか。何を今更!と思うかもしれませんが、上がった後には下がり、下がってはまた上がる。このリズムが体に染みついていないが故、上がった直後にエントリーし下がってきて損切り下がったからショートしたら上がってくるので損切り。といった感じです。

これが上がっても下がっても結局は負けるメカニズムの一旦を担っているのではないかと僕は考えるのです。ではどうすればこれを防げるのか、僕が意識しているポイントを以下に紹介します。

反転しても波を打つ

ここだ!という反転ポイントを捉えても、チャートは波打ちます。自分がエントリーしたポイントにも平気でレートは戻ってきたりマイナスに転じたりします。それが普通なんです。

エントリーポイントから一切の逆行がない100点トレードを夢見ていてはいけません。エントリーしたら、そのポイントを起点にしばらくの間レートは暴れると考えるべきで、それを承知の上で大きな方向感を道しるべとしてポジションを粘り強く保有します。保有するといっても、想定以上の損失を含んだ状態は健全ではないので気を付けましょう。

レートというのは結局、細かい波でジグザグしながら、いずれ大きな方向感に従って動いていきます。なのである程度はポジションを遊ばせるつもりで、大きなトレンド方向にエントリーを心掛けましょう。